2009年4月29日星期三

<新型インフル>1歳11カ月の幼児死亡 米で初の死者

(From 毎日新聞)

 【ワシントン小松健一】米疾病対策センター(CDC)は29日、テキサス州で新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染によって1歳11カ月の幼児が死亡したことを明らかにした。米国で死者が確認されたのは初めて。またメキシコ以外の国で初の死者となった。米国では他にまだ入院患者がいる一方、ニューヨーク市内で2次、3次感染が起こっている可能性も指摘されている。CDC当局者は「感染封じ込めは極めて困難。状況がさらに悪化することに備えなければならない」と話した。

 CDCは死亡した幼児の感染状況などを明らかにしていない。CDCのベッサー所長代行は29日、CNNテレビで「今後さらに重症者や死者が出ることが予想される」と国民に注意を呼びかけた。

 米国内での感染者は新たにインディアナ州で1人の感染者が確認され、ニューヨーク、カリフォルニアなど6州で66人となった。

 初めて死者が確認されたことで、米政府はワクチン生産など予防対策を早急に進める方針だ。オバマ大統領は28日、ワクチン開発や抗ウイルス薬調達など新型インフルエンザ対策のため15億ドルの補正予算を求めた。米政府はタミフルなどの抗ウイルス薬5000万人分を備蓄しているが、感染の拡大が懸念される中、一層の備蓄が必要と判断している。

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 世界での感染確認例は29日、初めて100人を超え、121人となった。新たにドイツで3人、オーストリアで1人の感染が確認され、計9カ国まで広がった。メキシコでは感染が疑われる死者数は159人に増え、感染の疑いがある患者数が2498人となった。

摘自:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090429-00000076-mai-int


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