「もうろう会見」で引責辞任した中川昭一前財務・金融担当相が先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)出席のためローマに出張した際、民間のチャーター機を使用し、その料金が4100万円だったことが26日分かった。衆院予算委員会で川内博史氏(民主)の質問に財務省が明らかにした。
財務省によるとローマには中川氏を含め20人が赴き、総費用は6000万円。チャーター機以外は、定期便を利用した職員の飛行機代と20人分の宿泊費1300万円など。11人を派遣した日銀は総額1300万円で、うち飛行機代は900万円だった。
チャーター機の定員は8人。中川氏のほか警護官、政務秘書官、財務省職員3人の計6人が搭乗した。
予算委で与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は「予算審議中は国会に出る時間を最大限に確保すべきだと考えている。審議に支障がないようぎりぎりまで見極め、国際会合に遅滞なく出席できる日程とする必要があり、やむを得ない措置だった」と答弁した。
ただ川内氏は、中川氏が成田空港から出発した時刻(13日正午)の2時間後に、イタリア航空会社のローマ直行便があったと指摘した。同社ホームページによると、ローマへの料金は最も高いビジネスクラスで往復約94万円。
財務相のチャーター機使用は03年3月の参院財政金融委でも問題にされ、当時の塩川正十郎財務相は「私はもう使いません」と答弁した。しかし財務省によると、塩川氏交代後の04、06、07年にG7出席のため、3000万~4300万円かけチャーター機を使用していた。【野口武則】
摘自:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090226-00000127-mai-pol
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