2009年1月28日星期三

<外国人看護師>三重県が養成へ 全国初の奨学金給付

 三重県は、医療・看護系の大学や専門学校で学ぶ外国人に年間授業料相当額の奨学金を給付する方針を固めた。09年度当初予算案に300万円を計上し、県議会に提案する。同県など在住外国人の多い自治体では、通訳不足から各医療機関で外国人患者への対応が問題となっており、外国語の医療用語を話せる看護師などを育てるのが目的。県によると、全国初の奨学金制度とみられる。

 三重県立看護大などの大学や県内に十数校ある看護専門学校の学生が対象。だが県によると、現在は対象者が不在で、新制度により進学希望者が増えることを期待している。

 上限は年間60万円。奨学金を受け終わった後に県内の医療機関で一定期間勤務することや、母国語が話せることが条件で、面接などの審査で判断する。ポルトガル語やスペイン語、英語など7カ国語を認め、09年度から募集する。

 県国際室は、外国人患者との間でコミュニケーションが取れない医療機関に通訳ボランティアを派遣しており、08年度は27日までに24回派遣した。同室は「医療機関に通訳できる人間は必要だ。奨学金を利用してしっかりしたキャリアを身につけてほしい」と話している。同県の在住外国人の割合は07年末で2.7%。全都道府県で3番目に高い。

 日本看護協会(東京都)の小川忍常任理事は「聞いたことがない取り組みだ。看護師などになる意欲を持つ外国人を支援するのは良いことだし、医療機関との通訳としても育てる意義がある」と話している。【山口知】

摘自:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090128-00000014-mai-soci


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